野ブタ。

今週は彰修がどうのとかブラッキーにくらっととかよりもお話自体にグッときました。
生きてるのって人間でいることって大変な事だと思う。わたしはどちらかというと修二のような人間です。あそこまで計算はしていないけど無意識のうちにその場その場に合わせての自分を演じてしまってるんだと思う。すごく疲れます。だから完璧に計算づくしの修二が彰と野ブタの前では自然な自分でいられるのを見てて嬉しかった。修二がクラスメートとカラオケで「何やってんだろ」「こんなにつまんなかったっけ」っていうのすごく分かった。演じてない自分でいられる人たちの前のびのびと本当の自分って物でいられた期間があったから、そうゆう気持ちが芽生えた時の虚しさ。
でも本当の自分って何なんだろう。わたしにもよく分かりません。結局全部自分なんだよな。でも自分ってものを見失ってるって思うときもあるしな。それでも修二はちょっとずつ気づけてよかったね。彰と野ブタの存在を。だんだん自分に大事なものが見えてきてるよ。ちゃっかり放送部に混ざっちゃてるしね!
「寂しい人間」ってとこはすごく切なかった。弱い自分を隠すように守るように演じてそいで「寂しい」って気づく時。無性に寂しくて寂しくてしかたなくなる。
野ブタは強いな、と思いました。自分ってものを持ってるから。芯があるから強いんだと。
わたしは常々柳のようにありたいと思ってます。でも今のわたしは松のようなものだから。硬くてポキッと折れちゃうの。うーん、まだまだだな。